住宅の見えない部分こそ、大切にしたい
世の中には、目に見えないものが大切な役割を果たしていることが数多くあります。
住宅も同じです。本当に大切な部分は、目に見える表層の仕上げだけではありません。目に見えないところこそが大切だと考えています。
単純な話しとして、見えないところまで丁寧に仕事をしている工務店は見えるところも大抵丁寧に仕事をしています。しかし、お客様が見える部分はきれいに整えているけど、お客様が見えにくい床下はゴミが散乱、仕事が雑なんてことは数多くあります。
完成したきれいな内装の奥には、構造や断熱、気密など「見えない部分」こそ、住まいの性能や安心があります。しかし、住宅が完成してしまうと、壁の中や構造部分を直接確認することはできません。
だからこそ、できることなら完成後だけではなく、建築中の段階で確認すること、そして完成後でも可能な限り「見えない部分を見える形にすること」が重要だと考えています。
その「見えない価値」をお客様にお伝えしたいという想いで住宅診断を行っています。
見えないものを、できる限り数値や根拠で確認する
一般的なホームインスペクションは、目視による確認が中心です。
もちろん目視で分かる劣化や不具合を確認することは大切ですが、耐震性や気密性など、目では判断できない住宅性能については確認することができません。
当社では、「見えないものを、どうすれば確認できるか」という考えから、さまざまな取り組みを行っています。
耐震性については、微動探査を導入しています。
機械を置くだけで建物と地盤の揺れ方を解析し、中古住宅だけでなく新築住宅についても建物の揺れやすさを数値で確認することができます。
また、住宅の断熱性能を考えるうえでは、断熱材の性能だけでなく、気密性も重要だと考えています。
どれだけ高性能な断熱材を使用していても、すき間から外気が出入りすれば、本来の断熱性能を発揮することはできません。
そのため当社では、建築中の断熱検査だけでなく、気密測定を実施し住宅全体のすき間の量を確認しています。
ただし、気密測定で分かるのは「すき間(漏気)の量」であり、気密測定の数値だけでは「どこから空気が入っているのか」までは特定できません。
そこで、すき間(漏気)の確認ができるように、ホームインスペクションの延長として「住宅すき間チェックサービス」を行っています。
見えない部分まで確認する住宅診断へ
当初は一般的なホームインスペクションからスタートしました。
しかし、「住宅は見えない部分こそ大切」という考えから、床下や小屋裏への進入確認をオプション扱いにはせず、標準診断としました。
専門家でないと分からない部分をリーズナブルな価格で診断できないかということで床下・小屋裏進入コースをはじめました。
微動探査・気密測定・すき間チェックサービスによって、表面だけでは分からない部分まで確認することで、お客様が安心して住み続けられる住宅診断を目指しています。
住宅の価値は、見える部分だけでは決まりません。
見えない部分をどこまで確認できるか。
それが、真のホームインスペクションのあり方だと考えています。

