建築中検査

住宅検査で大切な部分は、実は目に見えない部分です。

目に見えない部分とは、基礎部分、躯体部分、構造金物の取付方法、屋根の葺き方、断熱材の施工、防水の施工方法などです。
竣工してから、床下や小屋裏は進入できるケースはありますが、壁の中までは確認することができません。

できれば、着工前から専門の第三者を入れるだけでも現場は引き締まりますし、瑕疵は未然に防ぐことができます。
もちろん、瑕疵保険の検査はございますが、ほんの数分で終わるケースがほとんどです。

公的な瑕疵保険検査や中間検査・完了検査は、施工精度まではチェックしておらず、図面通りに現場が建ち上がっているか確認している程度なのが現状です。

住宅設計に精通してきた経験

他のインスペクション会社のインスペクターは、住宅の設計をしたこともないような人が建築中検査を行っていることもありますが、当社は、住宅設計を主に手掛けてきたため、建築途中検査を得意としています。

なぜならば、住宅設計で色々と苦い思いをした経験もありますし、ひやひやした経験もあるためです。通常、住宅設計を手掛けたと言っても構造計算までは行ったことが無い意匠設計者やインスペクターも多いですが、細谷は構造計算も行ったことのある経験から、施工不良の目利きがあるためです。

検査料金

1回あたり44,000円(税込み)  

下記①~⑦は当社がおすすめする検査です。

建築中検査についてはよくある質問をまとめています↓

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検査のタイミング・内容

通常、他社の建築中検査は、各工程を単独で検査をすることを想定しておりますが、工程によっては同日に検査できる場合もあります。

当社の建築中検査は、2つの検査が同時に検査できる場合は極力同時に検査を行なうようにすることで極力コストパフォーマンスを良くしています。

基礎配筋検査

基礎の中には鉄筋があります。
この鉄筋が基礎図通り施工されているか、適正な施工がされているかチェックします。
鉄筋が組まれた後は、型枠を立ててコンクリートを流してしまうので、隠れてしまう前にチェックが必要です。
基礎配筋検査は、瑕疵保険の検査を行なうことが多いですが瑕疵保険の検査よりもじっくり検査します。

今まで瑕疵保険の検査後において見逃されてしまった事項を何度も指摘している実績があります。

配筋の施工において、かぶり厚さと呼ばれるものが建築基準法で定められていますが、当社の感覚では90%程度の住宅でかぶり厚さが不足して建築基準法違反になっています。

型枠検査

上記①の鉄筋が組まれた後、型枠が立てられ型枠内にコンクリートを流し込んでいきます。

型枠検査は基礎の幅などが設計図通りに施工されているか、かぶり厚さが確保されているか、ホールダウン金物やアンカーボルトの位置が合っているかなど確認をしていきます。

①の配筋検査でかぶりが良いとされていても、この型枠検査でかぶり厚さが取れておらず建築基準法違反となっている住宅が多々あります。

※配筋検査は行わず、型枠検査のみのご依頼は承っておりません。

土台敷き検査

ホールダウン金物やアンカーボルトのずれなどを確認し、大引き材や束の位置などが土台伏図通り施工されているか確認します。

ご予算が許す場合はおすすめです。

金物検査

基礎と柱を連結させるホールダウンと呼ばれる金物やコーナー金物が適切に取付られているかチェックします。
構造金物は見える範囲で全数確認します。

ホールダウン金物が抜けているようなことはあまりありませんが、コーナー金物が間違っていたり、無かったりすることが時々見られます。

下記⑤と同時に検査できる場合、2階建ては70,400円、3階建ては77,000円となります。

※3階建ての場合は、金物と耐力壁を同時に検査することは難しいため、しっかり構造を検査する意味では、④と⑤をそれぞれ依頼されることをおすすめします。

耐力壁検査

耐力壁は、耐力壁の位置や釘のピッチなど細かい規定があります。
構造図面通りに施工されているかチェックします。
合板による耐力壁の場合、70%程度の住宅で釘の間隔が広かったり、釘が打たれていなかったりすることがあるため注意が必要です。

上記④と同時に検査できる場合、2階建ては70,400円、3階建ては77,000円となります。

同時に行なう場合は費用はおさえられますが、確認できる範囲が狭くなる可能性があります。

上記④と⑤の検査をご依頼いただいた場合は、単に金物や耐力壁を確認するだけでなく、構造図面と整合性が取れているかも確認します。

耐力壁検査は、建物において重要な検査だと考えますが他社ではメニューに入れていないケースがあります。

微動探査

上記④と⑤の検査が完了した後、設計通りの耐震性が確保されているか確認する上で微動探査をすることをおすすめしています。

建築中の段階で設計で見込んだ数値が出ていなければ、仕上げをする前に施工を見直すことが可能だからです。

微動探査は完了時に行なっても良いですが、完了時に見込んだ数値が出ていないと壁を壊わして見直すことはとても困難なためです。

微動探査の詳しい内容はこちらを参照ください。

⑥断熱材検査

断熱材が隙間なく施工されているか確認をします。
断熱材は瑕疵保険ではチェックされない部分なので、思わぬ箇所が抜けてしまう住宅が30%程度みられます。


※天井断熱材は、工程によって別途となる場合があります。
※1階床下断熱材は完了検査で確認しますが、床断熱材も検査する場合は11,000円加算となります。

下記⑦の防水シートと同時に検査できる場合は、66,000円となります。

⑦防水シート検査

防水シートは、重ね幅など適切であるか破断がないかなど確認をします。

防水シートが大きく抜けているようなことはあまりありませんが、細かい納まり部分の施工が雑であったり防水テープが乱れているようなことが多いです。

上記⑥の断熱材検査と同時に検査できる場合は、66,000円となります。

その他

地盤改良時、コンクリート打設時、内装ボード貼り完了時、外部足場完了時など、回数はご相談により予算に応じて承ります。

依頼イメージ

プランA(2階建て)

① 44,000円、④+⑤ 70,400円、⑥+⑦ 66,000円

完了検査99,000円

合計279,400円

プランB(3階建て)

① 44,000円、④44,000円、⑤44,000円、⑥+⑦ 66,000円

完了検査99,000円

合計297,000円

プランC(フルプラン)

①~⑦ 44,000円×7回=308,000円

完了検査99,000円

合計407,000円

※微動探査を1回希望される場合は、上記合計金額に88,000円が加算されます。

対応エリア

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