シロアリが発生しやすい環境

中古物件を購入される方の相談を受けているとシロアリを気にされている方が非常に多いです。
それはそうですよね・・・これから購入する物件でシロアリがいることを後で発覚したら嫌ですよね。

私がインスペクションに興味を持ち勉強し、インスペクターの試験を受けたのも中古物件をリフォームした時にシロアリが発覚したことがきっかけでした。
その時は、キッチンのリフォームをしようと内壁を剥がした時にシロアリに柱を食われていたのです。

今までシロアリということを知ってはいましたが気にしたことがあまり無かったので驚きでした。
今になっても、あの物件はインスペクションをしていたら、シロアリは発見できただろうか考えることがあります。

おそらく、基礎をしっかり調査していたら分かったのではないかと思います。
結局、その物件はシロアリに食われてしまった躯体を入れ替えたりする工事に1000万円以上も掛かり、瑕疵にあたると裁判をした経緯もございます。
シロアリは湿気ているところに寄ってきやすいと言われます。
外壁から水が差しているような部分や建物北側で特に浴室など湿っているようなところは要注意です。

また、シロアリは飛んでくる場合もあるので防ぐことは困難かもしれませんが、大切なことは木造躯体を湿気させないよう
・シーリングが切れていたら補修工事をする
・雨染みをそのままにしない
・床下を定期的に点検する
など未然に防ぐことはできるでしょう。

私も今までインスペクションをしていて、シロアリが発見された物件というのは、どこか湿った感じがします。これはとても難しい感覚ですが、ちょっと空気が重い感じです。
私はこの第六感というような感覚も大切にしてインスペクションしています。

ただ、素人の方は難しいと思うので、誰でもできるチェック方法を教えます。
建物の基礎周辺をじっくり見ていただいて、黒アリが多くないか確認してみてください。
黒アリはシロアリを食べると言われています。シロアリがいるところに黒アリが寄ってくると言われます。
そのため、建物の基礎周辺に黒アリがウロウロしていてその行方が建物の方であったりすると安心できません。
もちろん、黒アリがいる=シロアリがいるではありませんが室内の湿っぽさと合わせて注意深く感じてみてください。
実際に床下に潜り検査するとはっきりシロアリと分かることもありますが、シロアリ自体は発見できずとても微妙なケースもございます。

どちらにしても、建物の状態が現状どうであるか、今後どうしたらいいか知ることが大切だと思っております。

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