先日、テレビ朝日のニュース番組 スーパーJチャンネル の取材を受け、悪徳リフォーム業者の問題について解説させていただきました。
昨年に続き、今回で2回目の出演となります。
住宅診断の仕事をしていると、リフォームに関するトラブルの相談を受けることがあります。
ニュースでも取り上げられることが増えていますが、残念ながら悪質なリフォーム業者による被害は今でも全国で発生しています。
特に多いのは、
- 不必要な工事を契約させられる
- 最初の見積りより大幅に高額になる
- 不安をあおられてその場で契約してしまう
といったケースです。
番組の中では、怪しいリフォーム業者の特徴として、特に注意していただきたいポイントを3つ挙げました。
住宅に関するトラブルを避けるためにも、ぜひ参考にしていただければと思います。
① 突然訪問してくる「飛び込み営業」
最も多いのが、突然訪問してくる営業です。
例えば次のような言い方をされることがあります。
- 「近くで工事をしているのですが、お宅の屋根が気になりまして…」
- 「外壁がかなり傷んでいますよ」
- 「このままだと雨漏りする可能性があります」
このように、住宅の不具合を指摘して不安をあおるという営業手法です。
もちろん、飛び込み営業がすべて悪いというわけではありません。
地域の工務店などが営業活動として行うこともあります。
しかし、悪徳業者の場合は
- 専門家ではない人の不安心理を利用する
- 今すぐ工事しないと危険だと言う
- その場で契約を迫る
といった特徴が見られることがあります。
住宅は高額な資産です。
その場で契約する必要はまったくありません。
少しでも不安を感じたら、一度冷静になり、別の業者や専門家に相談することが大切です。
② 見積金額が「500万円未満」
次に注意したいのが、見積金額です。
リフォーム工事では、工事請負金額が
500万円以上になると建設業許可が必要
というルールがあります。
つまり、500万円未満の工事であれば、建設業許可がなくても工事を請け負うことができます。
もちろん、許可がない会社がすべて問題というわけではありません。
しかし悪徳業者の中には、
- 建設業許可を持っていない
- 実態が不明確
- トラブル時に責任を取らない
といった理由から、500万円未満の契約に抑えるケースもあります。
見積書を見るときは、
- 建設業許可の有無
- 会社の所在地
- 工事内容の詳細
などをしっかり確認することが重要です。
③ 見積書を何度も追加してくる
三つ目の特徴は、見積書を何度も追加してくるケースです。
最初は
「この部分だけなら30万円程度です」
といった比較的低い金額を提示します。
これは、契約のハードルを下げるためです。
しかし工事が始まるり、この人なら騙せると思ったならば
- 「こっちも傷んでいます」
- 「このままだと危険です」
- 「追加工事が必要です」
などと言われ、少しずつ工事が増えていくことがあります。
結果として
- 最初は30万円
- 追加で100万円
- さらに追加で200万円
というように、最終的に高額な金額になるケースもあります。
しかも、1回の契約を500万円未満に抑えながら、複数回に分けて契約させるという手口も見られます。
特に多い「点検商法」にも注意
最近増えているのが、点検商法と呼ばれる手口です。
特に多いのが、屋根の点検です。
業者が突然訪問してきて、
「無料で屋根を点検します」
と言って、はしごで屋根に登ります。
そして屋根の写真を見せながら
- 「釘が浮いています」
- 「屋根材が飛ぶ可能性があります」
- 「このままだと雨漏りします」
などと言い、工事を勧めてきます。
屋根は普段自分で確認できない場所なので、言われると不安になる方も多いと思います。
しかし実際には、
- まったく問題がない
- 小さな劣化を大げさに説明している
というケースも少なくありません。
さらに悪質な場合は、わざと屋根を壊してから写真を撮るという業者もいると言われています。
そのため、突然訪問してきた業者を屋根に上げないということも大切な対策です。
悪徳リフォーム業者を見抜くチェックリスト
次のような特徴がある場合は、少し注意した方が良いかもしれません。
- 突然訪問してくる
- 不安を強くあおる説明をする
- 「今すぐ契約すれば安くなる」と言う
- 見積書の内容が曖昧
- 見積書を何度も追加する
- 建設業許可の説明がない
このような場合は、一度立ち止まって別の専門家に相談することをおすすめします。
適切なリフォームとは
では、適切なリフォームはどのような感じでしょうか?
私が思う適切なリフォームとは、はじめから実施すべき工事内容がはっきりしているということです。
- ロードマップがしっかりしている
- 工事目的が明確になっている
ロードマップがはっきりしているので、はじめは高額かもしれません。
ただ、なるべく追加工事がないよう工事を遂行していきます。
上記の特徴3つ目で述べたように、工事が場当たり的で一つの工事が終わると次はこちらというようなリフォーム方法ではなりません。
怪しいリフォームは第三者に相談を
住宅リフォームは、数十万円から数百万円、場合によってはそれ以上の費用がかかります。
しかし一般の方にとって、
- 本当に工事が必要なのか
- 見積金額が妥当なのか
- 業者が信頼できるのか
を判断するのは簡単ではありません。
もし、
- 訪問営業を受けた
- 見積書が適正か分からない
- 本当に工事が必要か判断できない
といった場合は、その場で契約せず、第三者に相談することが大切です。
当社では、怪しいと思われるリフォームについて無料で相談をお受けしています。
住宅に関することでお困りのことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

